受け付けをしようと事務所に向かうと人の良さそうなおばさんが出てこられた。記帳を済ますと、人参を切って渡してくれた。これはあげていいってことなのかな・・・すっごくうれしくなる私(*^_^*)
ただ、競馬場の馬なりになって血管の浮き出た体の彼を見ていた私としては、彼に人参をあげてて手をガブッとやられたらどうしよう・・・なんて小心者な事も考えていた(笑)
やっぱり精悍な顔付きしているな・・・って思ったのは彼と話している途中から。放牧地脇に出たら、ここにくる奴はみんな人参を持ってきてくれることを知っているのか、はたまた私を歓迎してくれたのか(どう考えても前者だろう)、彼は人なつっこい顔をしてこっちを振り返りやってきてくれたのだった。
▼「そして彼はだんだんこちらを振り返る・・・」
そして、したことは・・・顔をぬっとこちらに突き出してまえがき(爆笑)
なんか随分愛敬のあるやつに変わったもんだなぁ、ホントの彼はこんな性格だったのか知らんとかその時は思いつつ、観覧台に座り込んで人参を上げながら彼と昔と今をお話したのでした。
ボーッと彼を眺めてると、こっちにやってきて彼は顔をつきだし、私はなでてやる。そんな和やかな感じ、非常に懐かしい、そんな感じだった。
タイミングが良かったのか、他に見学者がおらず1人と1頭で話会えたことはいい想い出だったと思う。彼に会えただけでも、牧場巡りに北海道まで来た甲斐があったと感じるものがあった。

